枯渇性資源を考慮した動学的都市モデル

宮田 譲*(豊橋技術科学大学)
渋澤博幸 (豊橋技術科学大学)

 昨今の環境問題は二酸化炭素排出問題や廃棄物問題に見られるように,
どちらかと言えばフロー財を中心とした環境問題である。しかしながら,
天然資源や生物資源はストック財であり,その消費水準が持続的発展
を左右する重要な要素である。本研究は動学的新都市経済モデルに枯
渇性資源を取り入れ,その初期賦存量が都市成長や都市規模にどのよ
うな影響を与えるのかを理論的に考察する。